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フロスか死か!”Floss or Die !”

こんにちは。名取えびな歯科です。

皆さんは毎日の歯磨きに何を使用していますか?歯ブラシのブラッシングだけで終わっていませんか?
じつは、歯ブラシのみの歯磨きでは4割以上磨き残しがあることがわかっています。
お口の中には、歯ブラシの毛先が届かない部分がたくさんあり、そこには汚れや歯垢が溜まったままなのです。

英語で“Floss or Die!”という言葉があります。デンタルフロスを行わないことによる全身への悪影響を表現した言葉です。歯周病が悪化すると糖尿病や脳梗塞等になるリスクが上昇することが米国では一般的に知られており、それだけ口腔ケアに関する関心は高まっています。

最近のテレビの影響か、電動歯ブラシや洗口剤(モンダミンやリステリン)を使用すれば完全に汚れを落とせると思われている方が多い印象を受けますが、残念ながらそれでも歯と歯の間は磨けておりません。(効果を完全否定するつもりはありませんが、当院ではあくまで口腔ケアの補助として考えています)

歯と歯の間の隙間など、歯ブラシの毛先が届かない場所に最も効果的なのはデンタルフロスと歯間ブラシです。

・デンタルフロスは、歯と歯の間の隙間が小さい方の清掃に適しています。

デンタルフロスの種類は、ロールタイプ(糸巻きタイプ)とホルダータイプ(Y字型、F字型)の2種類あります。ロールタイプは、自分で40cmほど切って指に巻き付け、歯と歯の間をノコギリのように動かしながら汚れを取ります。経済的にお得ですが慣れが必要なので、お口のプロの衛生士と練習するのがおすすめです。

・歯間ブラシは、歯と歯の隙間が大きい方に適しています。

歯間ブラシの種類は、ストレートタイプとL字タイプがあり、サイズの展開も幅広いのが特徴です。歯の表側からやさしく歯間ブラシを挿入したら、歯面に沿わせて動かし、歯垢を取り除きます。裏側からも同様に行いましょう。患者様のお口の状態によってベストな歯間ブラシのサイズが異なりますので、歯科医院で衛生士のアドバイスを受けることがおすすめです。

 

日本は、歯科の定期メインテナンスを保険で受診できる数少ない国です。

定期的なメインテナンスを行うことでお口の中のトラブルは確実に減少します。名取えびな歯科では健康寿命促進のためにも、定期メインテナンスを推奨しております。

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