歯周病治療・メインテナンス

Periodontics

名取えびな歯科の歯周病治療

現在、日本人で歯を失う一番の原因は歯周病です。

資料:8020推進財団 第2回永久歯の抜歯原因調査

歯周病は非常に恐ろしい病気です。よほど重度にならないと症状が認識されにくいため無自覚の方が多く、現在40歳以上の8割の人が歯周病に罹患していると言われています。歯周病の原因は、歯に付着した細菌の塊である『歯垢』であり、歯垢を取り除かなければ、歯周病の進行を食い止めることは出来ません。歯垢はやがて『歯石』となり、治療せずに放置すると歯を支える大事な骨が溶けていきます。
歯周病の治療では、大元の原因である歯垢や歯石を取り除く『歯周基本治療』に主眼をおきます。

歯周病の進行の程度にかかわらず、初めに行われるべき治療が歯周基本治療です。原因となっている歯垢および歯石の除去、歯の根面の滑択化などです。 超音波チップという特殊な機械で歯の表面や根の表面の歯垢歯石を取り除きます。

歯の表面がざらざらしていたり、根面の深い場所が歯石で満たされていた場合は、別の器具を使用し毒素や微生物で汚染された表層を除去します。さらに特殊な機械で歯の表面の歯垢を取り除きます。

これら基本治療により歯周組織が改善され、出血がおちつき歯周ポケットの深さが維持されればメインテナンス(定期検診)に移行します。

メインテナンス(歯の定期検診)は最も重要な治療であると当院では考えています。

PRESIDENT 2012年11月12日号 「55~74歳の男女1000人に緊急アンケート」によると、健康に関する後悔で1位は「歯の定期検診を受ければよかった」となっています。
歯周病の毒素は歯茎から容易に全身をめぐるため、全身のほかの病気(糖尿病・心臓病)などにも悪影響を及ぼすことが明らかになっています。現に重度歯周病の方は、そうでない方と比較して2.8倍脳梗塞になりやすいと言われています。

まさに「お口は身体の入り口」なのです。幸い、日本では保険診療で定期的にメインテナンスを行うことができる制度が整っています。数か月おきにメインテナンスを受けることが、最も効率よくお口の中を健康に保て、結果として生涯の治療費を抑えることにつながります。