こんにちは、名取えびな歯科です。
以前、歯周病と糖尿病の関係のお話をしました。今回は視点を変えて、歯科医院で定期的に検診を受けるとお財布にも優しいという、お話をご紹介致します。
トヨタ関連部品健康保険組合(豊田市)と豊田加茂歯科医師会の共同調査で、歯の定期検診を受け、きちんとケアをすると、年間の総医療費が低くなる傾向にあることがわかったそうです。
この調査によると、65歳の時点では平均総医療費が35万円に対し、歯科定期健診を受診している方は約20万円と、なんと約15万円の差があることがわかりました。85歳の時点で総額の差は300万円を超えます。
引用元:トヨタ関連部品健康保険組合(豊田市)と豊田加茂歯科医師会の共同調査
お口は身体の入り口です。お口の中を清潔に保つことで、糖尿病や心筋梗塞等の全身疾患のリスクを抑えることができることは以前から知られてきましたが、それがお財布の話でも結びついたこととなります。
歯科の定期検診は3割負担の方で3〜4000円なので、3ヶ月毎に行ったとして年間1.5万円ほどです。それで将来的にご自身の歯で美味しいものを食べられ、かつこれだけ治療費を削減できるというのは、非常にコストパフォーマンスの高い治療です。
今は株や投資の話題が盛り上がっていますが、医療費も同じで、若いうちから予防を始めたほうが効果的です。今の時点でお口の中に気になる点がなくとも、定期的にメインテナンスに通院されることをお勧めいたします。