Endodontic Therapy
名取えびな歯科の歯内療法
「歯がズキズキ痛い・歯に穴が空いている」
その場合は、歯の神経の治療が必要な可能性があります。
虫歯が進行し、歯の神経近くまで虫歯菌が進行してしまった場合、虫歯の治療だけでなく神経の管の治療が必要となります。
歯の中には細い神経の管がトンネルのように張り巡らされています。その細いトンネルの洗浄をするのが歯内療法(根管治療)です。
歯内療法の技術は日進月歩です。特に、
01. 歯科用コーンビームCT
02. マイクロスコープ
03. Ni-Ti製ロータリーファイル
近年はこの「三種の神器」の登場により、治療の質が劇的に向上しました。
名取えびな歯科では保険診療でも必要に応じて上記器具を使用し治療しています。
01
歯科用コーンビームCT
歯の根管の形は非常に複雑で、従来の平面的なレントゲン撮影だけではその立体像をイメージするのが困難でした。
近年では歯科用コーンビームCT(以後CBCT)を撮影することで、従来の二次元的な平面像に加えて三次元的なレントゲン情報が分かるようになり、より高い精度で根管の形態を把握できるようになってきました。
実際の歯内療法において、三次元情報を得られるCBCT画像が有用な場面としては、歯根形態(根管数・彎曲・癒合など)や根尖病巣(根の先の膿)の大きさ、破折線など、多岐に渡ります。
名取えびな歯科では、ボクセルサイズ80㎛で撮影可能な最新式のCTを導入しています。
02
マイクロスコープ
歯の直径は8mm~11mmほどで、根管のサイズは入り口部分でも1mmに満たないことがほとんどです。肉眼で治療すると手さぐり感覚に近く、高度な技術や熟練した歯科医師でも完全な治療は困難でした。
マイクロスコープを使用することで最大20倍まで拡大することができ、ようやく可視化できるようになりました。
日本の歯科医院におけるマイクロスコープの普及率は3%程度と言われています。
名取えびな歯科で使用しているマイクロスコープは、歯科用マイクロスコープの頂点に君臨するCarlZeiss社(ドイツ製)の代表モデルEXTARO300です。画期的な5つの視覚支援モードを備えており、精密治療に貢献します。
03
Ni-Ti製ロータリーファイル
従来は根の治療をする際、おもにステンレスの硬いファイル(Kファイル)が使用されてきました。
ステンレスのファイル自身は切削効率に優れた材料で、未だに必要な症例も多いですが同時に硬いという欠点をもち、使い方を誤ると彎曲した根管を削りすぎてしまうことがありました。
そこで10年ほど前から注目されているのがNi-Tiファイルです。優れた柔軟性をもち、根管の破壊を防ぎます。従来のステンレスファイルの数倍の費用がかかるのが欠点ですが、名取えびな歯科では保険診療でも積極的に使用しています